なぜ必要?お金の教育

 

 今年も金銭教育に力を入れていきたい鶴田明子です。

 

 年の初めに筑紫野市の小学校の家庭教育学級に呼ばれて金銭教育の話をしてきました。

 

 いつも思うのは「お金の教育がなぜ必要なのかを考えていない保護者が多い。」ということです。

 

 「お金が大切だということを教えたい。」という声や「ムダ遣いをさせないように気をつけている。」という声。また、「必要性を感じないのでいる時に親が考えて渡している。」という声もよく聞かれます。

 

 いま、ファイナンシャルプランナーとしての仕事もしながら痛感するのは、多くの人が大切なお金とのつき合い方を学ばずに大人になっているな、ということです。

 

 医者や弁護士という高級を稼ぐ方の中にも「貯蓄ができません。」と言って相談に来られる方がいらっしゃいます。

 そのような方は、毎月の収入が100万円を超えていらっしゃいます。月収が多いと、使う金額もドンドン増えていきます。でも、翌月にはまた大きな金額が振り込まれる…、という具合でしょう。なので、貯蓄がなくても、あまり気にならないのかもしれません。

 意識をして将来のための貯蓄をしていれば、問題は起こりません。

 ところが、いざ家を買おうと思ったり、思いがけず大きな買い物をしようと思ったりした時に、貯蓄がないことに気がつき相談に駆け込むということになるようです。

 わが子が成長して医者や弁護士になると、親は「もうこれで、経済的には何の心配もない。」と思われるかもしれませんが、そうとも限らないのです。

 

 大人になったら仕事をして、収入を得ます。そして「得た収入を毎月、使い切っていてはダメ」なのです。

 

・将来のための「貯蓄」

・万が一のための「保険」

・毎月、必ず必要なもの「住居費・食費・教育費・通信費・交通費など」

・毎月ではなく、一年の間には必要なもの「被服費・交際費・固定資産税・娯楽費など」

・毎年必要ではないけれど、数年おきに必要になるもの「車検代・家族旅行費用・冠婚葬祭・リフォーム代など」

 

 こうやって「やりくり」をするものですが、子どもへのおこづかいの渡しかたは「もらったら使い切ってしまう練習」をしているとしか思えないのです。

 

 毎月少額しか渡さなければ、何か買いたいものをひとつ、ふたつ買えばおしまいです。

 必要な時にそのつど渡すやり方は「もらったお金を残さず使い切る練習」の最たるものです。

 イベント(花火大会・映画・友達とのおでかけなど)がある時に渡すおこづかいも、もらったものは「使い切ってしまえ!」となるのは子どもの当然の心理です。

 

 そんなことで「お金が大切だ」と思ったり、「ムダ遣い」をしなくなったりはしません。

 自分で考えて「買う」「買わない」を選択し、その結果を感じることで、自分にとって必要なお金の使い方を学ぶためのお金の教育をしましょう。

 

   文章 鶴田 明子

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