「子どもへのまなざし」福音館書店

推薦図書 VOL.7

とても優しくわかりやすい言葉で乳幼児期の子どもとの関わり方の大切さを教えてくれる本。

推薦文:鶴田明

「子どもへのまなざし」

児童精神科医 佐々木正美著   福音館書店発行

『乳幼児期は基礎工事の時期。小学校や中学校は床や柱、高等学校は外装工事や屋根瓦、大学や大学院は内装工事やカーペットや家具のようなもの。

けれど、人の目にとまるのは内装や家具。「A大学を卒業しました。」「B大学に留学しました。」などというのはペルシャじゅうたんやスウェーデン家具のようなもの。訪問者は感嘆し驚くかもしれないが、そんなものはいつだって取り換えられる。

そして建物がたってしまうと基礎の部分は見えなくなってしまう。でもしっかりした建物かどうかは確かな基礎工事なしには考えらない。何か事が起きた時に、基礎工事がどれほど建物の命運をわけるのかと考えると、それがどれほど大切なのかは理解できる。修復不可能ということだってある。

建物ならいったん壊して更地に戻し、建て直しもできるかもしれないけれど、人間はそうはいかない。』(本文より、抜粋、要約)

子どもとの関わり方を学び、多くの方に伝えていこうと思っている私に、とても勇気を与えてもらった。

思春期になり、問題が生じてから相談を受けることが増えている。乳幼児期の関わり方の大切さをもっともっと声を大にして伝えていく活動をしなければいけないと思う。

乳幼児期だけでなく、学童期や思春期の子どもの発達についてもくわしく、わかりやすく書かれている。

何度も何度も読み返したい本。

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